夢日記
5/10(火)
僕はどこまでも息の続く潜水夫。オダの込んだ50メートルプールをフランス代表のライバルと並んで泳いでいる。幾重にも重なり合った枯れ枝のなかを素潜りで進み、先に向こう岸を捉えた者が勝利者だ。
……結果は僕の勝ち。でもフランス代表サポーターたちは認めてくれない。野次が飛ぶ。「フランスはお前(僕)を軽蔑する!」とまで言われてしまう。悲しくなった僕は必死に自分の潜水能力を誇示して見せる。そうすることでしか自分の存在を肯定する手段がないことを理解しているからだ。
―僕はこれだけ息が続く。
―これだけ複雑なステップ(?)を踏むことができる。
けれど想いは届かずに、結局僕は悪役としてプールを上がる。
ここで目が覚める。
*ハエトリソウの花が開きました。つぼみが付いてからが長かった。沈黙の春を越えて、今。